無頼
『無頼』とは、辞書によると
- 定職をもたず、素行の悪い・こと(さま)。そのような人をもいう。ならずもの。( ―の徒 )
- 頼るところのないこと。( 単孤―の独人に成りて〔出典: 十訓 2〕)
辞書的な意味でいえば、まんま自分のことをさすのだが、
どうやら、『無頼』というのは、
この本をよむかぎり、
他者をあてにしておらず、頼れるのは自分だけという状態を
指しているよう。
もっと骨太なのである。芯が必要なのである。
そして彼女らのハチャメチャ具合は、半端ではない。
著者がいうように、
「こんな人になりたいとは思ってはいけない」が、
「これが私なんだ、こんな私はどうよ?」っていう腹のすわり方は
見習って欲しい
というのには、納得である。
- 作者: 中村うさぎ
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2002/07
- メディア: 単行本
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