わたしは、わたし

わたしは、わたし (鈴木出版の海外児童文学―この地球を生きる子どもたち)

わたしは、わたし (鈴木出版の海外児童文学―この地球を生きる子どもたち)


証人保護プログラムによって、
住み慣れた家、友達、学校、職業、そして名前も捨てることになった少女と家族の話。
自分の過去と未来がつながらなくて、アイデンティティはぐらぐらと揺らぐ。

作者は残酷な結末を作ろうと思えば、作れただろうに
かすかに未来への希望を感じさせる最終ページ。