境界

今日入ったコーヒーショップには本棚があり、主にコーヒーに関連する本・写真集が並んでいた。
約束にはまだ少し時間があったので何か読もうと目をやると、その中に1冊だけ毛色の違うタイトルが・・・。


ピン!と来たね。


『境界』〜世界を変える日本の空間操作術〜

日本建築における様々な”境界”を紹介した写真集。
章立ては

  • 第1章 外と内の曖昧な境界
  • 第2章 柔らかな境界
  • 第3章 聖と俗、ハレとケの境界
  • 第4章 「見立て」の境界
  • 第5章 風景の中の境界
  • 第6章 現代の境界

つくづく、日本での境界はバチッと一線で引かれるのはなくグラデーションがかっているなと思う。
たとえば、まず家屋の一番外側に縁側があって、そのひとつ内側に鞘の間があって、それから部屋があるという具合。

実に興味深い写真集なのだけど、1章を見たところで時間切れ。
あとはパラパラと急ぎ足でしか見られず残念だった。
是非ゆっくりと見たい1冊。

表紙の写真が、ズバリ私の好み。

境界―世界を変える日本の空間操作術

境界―世界を変える日本の空間操作術


☆おまけ☆
今年の秋の連休に行った、書写山円教寺(ラストサムライのロケ地)の食堂の写真