そして、布を被せた棚から一般教養英語の教科書が出てきた。
これは既製品ではなく、大学オリジナルの教科書で書店では手に入らなかったはず。
目次をのぞくと構成はフィクション、ノンフィクション、エッセイ、ドラマとジャンル別になっている。
フィクションに私はヴォネガットの名前を見つけ、who am I this time という短篇を読みはじめる。
学生時代に読んだ形跡はないもののこの話自体は翻訳で読んだことがあるような気がする。
もしくはヴォネガット好きな人からあらすじを聞いたのだったか。
ともかくどこか懐かしい感じがするのだ。そこでこの本はもうしばらく残しておくことにした。