2020年9月19日

久しぶりの実家。両親の終活の一環として私の荷物を処分してほしいとのこと。

まずは20代の頃に親しんだ本、音楽CDをブックオフに持って行く。割と事務的にこなす。

その後雑誌の切り抜き帳や、ショップカードをゴミ箱行きにした。切り抜き帳には、行ってみたい観光地情報とか、初めての家具、洋食器の選び方、お礼状の書き方など、大人になったらこうしたい、これが欲しい、こうありたい姿がそこにあった。

あれからうん十年が経ち、実現したものも有るし、そうでないものもある。こうなると意識は昔と今を行き来するので、途端にセンチメンタルな気分にスイッチが入り手が止まる。つまり、今これらを捨ててしまって、今後目にしなくなれば、記憶のトリガーがなくなり、過去の私とは会えなくなってしまうように思うのだ。

だがしかし、不思議なことにこれらはなんだかんだしてゴミ箱に突っ込められた。

さあ、お次は何だ?と手にしたのは、学生時代の講義ノートと手書きのレポートの束であった。うおおおお。これはどうしたものか。これこそその時の私が考えていたことの塊だ。

こっぱずかしくて身動きが取れない。いやはや今晩の作業はここまで。