レコー道?

ライブ前に、物販販売の列で聞くともなしに聞こえてきた会話。
どうやらアナログ盤を買ったというのが、話の発端のようで、

「レコードで聞くのって、ほら、
ジャケットにはビニールがかかっていて
まずビニールをはずす。
それでジャケットから、レコード盤を取り出すんだけど、
そこにも薄〜いカバーがかかってるから、それもはずして。
それから、埃を拭いてさ。」

「ホント、プレーヤーで聞くまで大変だったよね。」

「それで聴き終わったら、その逆の手順で片付ける。」

~そうそう、そうだったわ。
手に余る大きな盤を、落とさぬように、傷つかぬように扱う。
その緊張感は、繰り返し聴いたことがあるレコードであっても消えることはなかったな。
そして、またレコードをまた元どおりにジャケットにいれ、
キチッと垂直になるように並べて収納したものだったわ。~

あ!これって儀式とか、お茶のお稽古みたいや!
そうか、あれはレコー道だったんだ

と、ひとりごちてみた。